イオングループが2015年9月よりリハビリ介護事業に参入
2016/04/16
介護施設の不足が指摘されており、首都圏では、2025年に13万人分が不足すると言われています。あと10年後の話しですから、まさに、私たちがドンピシャ世代。
10年後には入居する施設がなく漂流老人に・・なんて、人ごとではありませんよね。
そんな折り、イオングループが介護事業に参入するというニュースが飛び込んできました。まずは首都圏のある既存スーパーの中をリニュアールして、2020年までに50ヶ所開設するそうです。
2015年9月に千葉県野田市に広さ200平方メートルの施設をオープン、2018年までに20~25施設、2020年までに50施設を開設する計画とのこと。
開業してから30年前後経過したお店をピックアップし、改装してスペースを確保し、リハビリ機能を備えたディサービスを行うようです。
施設には最新のリハビリ専用マシンを導入し、理学療法士がプログラムを開発、身体機能の維持や強化させるためのサービスを提供するといいますから、介護リハビリステーションのような感じかもしれません。
午前の部と午後の部に分けて行い、食事の提供や入浴サービスなどは行わないそうです。
スーパーは、一定規模の建売や新興住宅地とセットになって建てられてきました。つまり30年経過したスーパーの周りには、30歳年を重ねた住民がいるということになります。
40歳で住居を購入した人は70歳ですから、りっぱな介護世代ですよね。
イオンでは、2013年より、東京都江戸川区の葛西店で実験的に運営し、介護事業に乗り出すためのノウハウを蓄積し、参入を決断したそうです。
いずれにしても、大手スーパーが身近な場所に介護施設をつくってくれることは、とっても嬉しいことです。
今の介護施設は、お年寄りを幼稚園児扱いをするような施設ばかりで、とてもとても行く気にもなれません・・・。
人生経験をしっかり積み知性の教養も備わった老人が、満足できる施設をきっちり作ってもらいたいですね。
イオンがやるということは、ヨーカ堂もやるようになるんでしょうか・・。優良企業が競いあい、介護サービスの質のアップや低価格化が進むことを期待したいと思います。