無届け老人ホームに入居する実態 無認可と認可の見分け方

   

無認可の老人ホームで火災などが起こり、安全面の不行き届きから多くの犠牲者が出てしまうニュースが後を絶ちませんね。

火事

最近では、札幌市の高齢者が集まる施設(住宅*)で、火災による死者が11人と言うニュースがありました。(*今回の論議の1つに、そもそも住宅なのか施設なのかと言うことが挙げられています。)

この施設では、スプリンクラーなどがなく、消防対策が万全ではありませんでした。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

有料老人ホームの位置づけ

60歳以上の入居者に食事などのサービスを提供すると有料老人ホームと認定され、防火対策が義務付けられます。

食事の提供の他、炊事洗濯などの家事サポート、健康管理などのサービスを提供することで有料老人ホームと認定される自治体もあります。

しかし、老人ホームと認定されると、スプリンクラーの設置や消防訓練、その他、避難経路などの基準などを満たす必要があり、金銭面からそのような対応ができない施設があります。

今回の事故が起きた施設は、有料老人ホームの位置づけではなく共同住宅との認識であったため、届け出がなく対策がされていませんでした。

無届け老人ホームの実態

上記のような無届老人ホームは全国で1207軒(16年6月末時点)あると言われており(2018年2月1日読売新聞より)、国の管理が行き届いていないのが現状です。

今回の札幌の施設もそうですが、入居者には生活保護受給者や身寄りのない(保証人の居ない)人、どこの施設でも受け入れてもらえない人などが入居しているケースが多くあります。

施設も資金のない状態で運用されているため、十分な対策ができず届け出することなく運営しているケースがほとんどです。

中には、初めから年金受給者を対象に十分なサービスを行わず、入居費を巻き上げることが目的な悪徳業者もいるので、注意が必要です。

ただし、無届け老人ホームは、特別養護老人ホームやその他有料老人ホームの空き待ちの方が一時の避難場所として入居するケースもあり、無届け有料老人ホームに頼らざるを得ない現状があります。

老人ホーム待ちの高齢者が多くいるのに、それに対応しきれない行政の問題もあるかと思います。

これは保育園にも言えることで、保育園に入れない園児が無認可保育園に頼らざるを得ない状況と似ていますね。

無届けや無認可は、必要に迫れらる人にとっては救世主であることも確かです。

無届け老人ホームに入らざるを得ない高齢者

無届け老人ホームに入らざるを得ない高齢者にはある傾向があります。

  1. 低所得者
  2. 身寄りのない高齢者
  3. 問題行動がありどこも受け入れてくれない高齢者

今回の火災を起こした施設では、家賃月3万6,000円、希望者には月額2万円で3度の食事を提供していました。合計で、月額5万6000円。これは、国民年金のみで収まる額です。

届け出のある有料老人ホームには、月額15万円ほどかかる所が多く、これほどの低価格の施設はほとんどないと言ってよいでしょう。そうなると、低所得者の高齢者にとってはありがたい存在と言うことになってしまいます。

また、身寄りのない高齢者は、入所の際必要な保証人を立てられず、たらい回しに合うこともしばしばあります。

保証人無しでも受け入れてくれる施設はありますが、保証協会に加盟だったり、預貯金の確認が必要なところもあり、保証人に代わる物が必要な施設がほとんどです。

問題行動のある高齢者

ある高齢者は3か月おきに施設を転々とし、最期には無届け老人ホームに頼らざるを得ない例がありました。

男性は、脳梗塞の後遺症から認知が進み、暴力的になり、暴言を吐いたり暴れたりしました。

認知症受け入れ可能な施設に入所するも、他の入所者とのトラブルや迷惑行為があり退所を求められました。

入所しては退所を繰り返し、とうとう行く施設が無くなりました。精神病院の入所も試みましたが、近隣になく断念。

最後は、無届け老人ホームに入所しました。

無届け老人ホームは、すべてが悪か?と言うとそうでもなく、需要があるために増加の傾向にあります。

老人施設で事故に合わないために

事故に合わないためには、国の決まりを守った施設に入所することが大切であることは事実です。

そのためには、自分が入所しようといている施設は、有料老人ホームなら「届け出」が、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)なら「登録」がされているのか確認する必要があります。

確認の仕方

有料老人ホームの届け出情報は、地区町村のホームページや役所の担当者に問い合わせることで確認できます。

また、サ高住に関しては、「サービス付き高齢者向け住宅情報提供サービス」で登録の有無が確認できます。

これから高齢化社会を迎え、ますますこのような施設の需要が高まるかもしれません。

無届け老人ホームで事故が起きないためにも、行政がしっかり管理し、低所得者でも気軽に入れる安くて安全なホームの造設が待たれます。

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