ファンデリー高齢者向け宅配弁当が人気 ケアマネージャーにも紹介
2016/04/16
カンブリア宮殿で以前取り上げていた「ファンデリー」。最近注目を集めています。
東京都北区赤羽に本社がある会社で、メインの業務は宅配弁当「mealtime」です。
宅配弁当の趣旨
「多くの人が心身の健康(ウェルネス)を得て、高齢になっても元気に就労できるような社会環境を理想として、そのための食事コントロールによる疾病予防に重点をおいた」宅配弁当なのです。
素晴らしいことは、社員49名のほとんどが「管理栄養士」であることです。
ちなみに「栄養士」が専門の学校を出れば得られる資格なのに対して、「管理栄養士」は栄養士になった後で国家試験に合格して得られる国家資格です。
そのため、個人の身体の状況、栄養状態などに応じた高度な専門的知識や技術を要して施設での給食管理を行う栄養士のことを言います。つまり病院等で入院患者の食事の内容を決める人のことです。
ファンデリーの宅配弁当は、この管理栄養士が顧客それぞれの栄養状態を個別に管理し、弁当の内容をアドバイスするという他には無い宅配弁当です。
そのため例えば腎臓病の高齢者が腎不全にならないよう防止して、なおかつ美味しいと思える食事を取れるようになっています。
宅配弁当のカタログはWebを通じた配布に加えて、12,500ヶ所以上の医療機関、 3,800ヶ所以上の調剤薬局、1,200ヶ所以上の保健所・介護施設などで入手出来るようになっています。
その営業も管理栄養士が自ら行っているので信頼の度合いが別格なんだそうです。
宅配弁当はたんぱく質調整食に始まり、アレルゲンをケアした食事という食事調整が必要な人に対する弁当に加えて、最近はヘルシー食も手がけているそうです。
内容も和食や洋食、中華は元より韓国風などもメニューに加え、毎日食べても飽きがこない内容になっています。まさに食事療法が必要な人には嬉しい宅配弁当です。
加えて最近ではケアマネージャーなどにも紹介する宅配弁当として浸透してきているそうです。
自らのホームで食事を提供しない老人ホームや昼食のみ自分で用意する施設など、個人宅意外でも利用が増えていくと思われます。