要介護1と2 ヘルパー・訪問介護 全額自己負担に 介護保険見直しか
2016/04/16
最近は、高齢者にとっては悪いニュースばかり飛び込んできますね。高齢者問題が国の財政を圧迫しているのは分かりますが、もう少しやりようがあるのではないかと疑問に感じます。
要介護1,2の方は、在宅でヘルパーさんのお世話になっていたり、リハビリなどの訪問看護を受けていた人、デイサービスで入浴補助のお世話になっている人もいますよね。
訪問介護サービスには、2つの種類があります
①身体介護→ 入浴、オムツの交換、着替え、排せつ物の処理、食事の介護など、利用者の体に直接触れて行うサービス。
②生活援助→ 掃除、洗濯、買い物、食事作り、薬の受け取りなどのサービス。
生活援助はヘルパーさんに、身体介護は看護師さんまたは体に触れるヘルパーさんなどにお願いするケースが一般的かと思います。
これらのサービスが、今までは、介護保険適応で1割負担となっていましたが、これが見直されれば、全額負担になるそうです。
ヘルパーさんを呼んで、月に2万円かかっていた人は、今まではその1割の2千円で済んでいましたが、これからは全額の2万円になるかもしれません。
これは、キツイ!
実際、私の母は、要介護2で遠方で一人暮らしです。足が悪く自立で歩けないため、週に3回ヘルパーさんに助けてもらっていました。
お風呂も1人では入れないので、デイサービスを週3回利用して入浴していました。この制度があり、本人も家族もどうにか暮らしを維持できていましたので、とても感謝しています。
しかし、今年に入ってから、ヘルパーさんは週2回に、デイサービスも週2回に減りました。
デイサービスが週に2回になってからは、お風呂が3日あるいは4日置きになっています。冬場は良いですが、夏は汗をかくので、タオルなどで自分で身体を拭くことになります。
何から何までお世話にならず、極力自分でできることは自分でやるように、家族ができることは家族がやるようにしてきましたが、全額自己負担となると色々考えなくてはなりません。
高齢者が増え続けることで、高齢者がどんどん暮らしにくくなっていることは事実ですね。
自分の身は自分で守る
あまり国や人を当てにせず、自分の事は自分で守る時代になっています。
こうなると自分を守れるのは、お金だと言うことになります。寂しいけれど、これが現実です。
今さら貯金額など増やせませんし、宝くじが当たるなんて夢のまた夢です。
自分が亡くなるまで老後破産をしないためには、しっかり計画を立ててお金を使うことが大切です。
それには、老人ホームや老後施設の選び方もポイントです。
一時入居金が高かったり、一時入居金を1年~3年で償却するような施設はあまりおススメできませんね。
高額な貯金がある人は別ですが、できれば、一時入居金が無いホームの方が安心です。
また、いつまで生きるか分かりませんし、何が起こるか分からないので、年金以内で利用できる施設やホームを選ぶことがポイントになります。
安くても快適なホームはありますので、しっかり下調べをして後悔のないホーム選びをしてください。