ウツ・鬱病でも入れる・受け入れ可能な老人ホーム・介護施設
2018/02/08
高齢者のうつ病は年々増える傾向にあります。
高齢者は、近しい人との死別、特に妻や夫など配偶者を亡くしたことがキッカケでウツを発症することが多く、前触れなく発症することがあります。
うつ病は精神疾患に当たりますが、やる気などの精神問題だけでなく、身体に影響を与えることがあります。
原因不明の痛みや不眠、食欲不信などの症状があり、病気が隠れていない場合うつ病の可能性があります。
認知症とうつ病は、見分けがつかない場合があり、ウツ病だと思っていたら認知症だった、認知症だと思っていたらうつ病だったと言うように、医師でも判断が難しいケースがあります。
また、極度の食欲不振や不眠、自殺願望などがある場合、医療機関での治療が必要になります。
一般的な老人ホーム、特にサービス付高齢者住宅などは医療を提供していないので、軽度であればそこから治療に通うことになり、ホーム側では対応ができません。
人の助けが必要なうつ病の場合、うつ病対応のホームや施設であることが条件になります。
また、うつ病を発症してからホームを探す場合、初めからうつ病患者の受け入れ可能が施設を探すと良いですね。
高齢者のうつ病について
うつ病は、10代から高齢者までどの世代も発症しますが、同じウツでも高齢者ウツは認知症との区別が難しく、自分も家族にも混乱を与えることがあります。
老人性ウツの大きな特徴は・・
口数が少なくなる
気分が落ち込む
今まで好きだったことをしなくなる
などですが、この症状は認知症にも当てはまります。
高齢者ウツも認知症も初期症状が同じのため分かりづらいですが、しばらくして徘徊や暴言などの症状が現れた場合は、「認知症」と診断されます。
ウツと認知症との違い
やる気
高齢者ウツの場合は、やる気がなくなったとき「罪悪感」に駆られます。罪悪感から「死にたい」と漏らすことがあり、自殺願望が起こることがあります。
やらなければいけないと分かっていても体が動かないのがウツで、やらなければいけないと言う認識事態が乏しくなるのが認知症です。
身体の苦痛
ウツの場合は、あちこちが痛い、苦しいと訴えることがあります。足が痛い、腰が痛い、寂しい、不安などです。原因のない痛みは、うつ症状の1つでもあると言われています。
認知症の場合は、抑うつ状態が起こりづらいので、あちこちの痛みを訴えることが少なく、寂しいなどの感情も少なくなります。
ただし、老人性ウツから認知症に移行することもあり、老人性ウツの場合は、経過観察が必要になります。
老人ホームが介護施設に入所するときは、対応項目にも注意し、自分や親が対応してもらいたい項目があるかどうか事前に確認することが大切です。