床ずれ・褥瘡(じょくそう)対応可能な老人ホーム・介護施設
2020/08/08
褥瘡(じょくそう)は、床ずれのことで、長い間寝たきりの方に起こる皮膚の炎症です。
寝具などに身体が長い間圧迫され続けると、その部分の血流が不足し、皮膚や筋肉などの組織が壊死してしまいます。
人は寝ていても無意識に体を動かし体重の移動を行っていますが、高齢や重病で体重の移動ができない状態が続くと床ずれを起こします。
床ずれのケアは、専門的知識が必要で、重症の場合手術もあります。
現在、傷を乾燥させることは治療を阻害するため、湿潤療法を行います。湿潤療法は、傷を毎日洗浄し、フィルムなどを使って患部の湿潤を保つ治療法です。
床ずれは、寝たきりの方にとっては大きな課題です。これを予防するためには、頻繁に体位を変え、体の組織が傷んでしまう前に圧迫部分の血流を良くすることが重要です。
しかし、自宅介護の場合、なかなか思ったように対応できないのが現実ですね。
床ずれの心配のある方や床ずれができてしまった方の対応が可能が老人ホームや施設をご紹介します。
ご希望のホームが見つかったら、詳しい資料やパンフレットを取り寄せて見てください。
ココアで床ずれが改善する
寝たきりの患者さんの課題が床ずれです。
最近、床ずれの治療に「ココア」が注目され、病院での補助食や看護や介護の現場で取り上げられるケースが増えています。
ココアに含まれるポリフェノールの一種である「エピカテキン」が、血管を拡張させ血流を増やす働きがあり、傷を早く修復させる作用があるからです。
ココアを投与した患者さんと何もしない患者さんを比べてみると、ココアを投与した患者さんの方が明らかに傷の治りが早いことが分かりました。
このように、私たちが普段何気なく口にするものに、床ずれ対策としての効果が認められる食品があります。
ココアは高齢になったら積極的に摂りたい食品の1つです。