都道府県別 月額10万円以下の年金で入れる老人ホーム
2018/06/08
平成25年度の国民年金の平均受給額は、月額5万5千円でした。
自営業の人は、サラリーマンや公務員のように厚生年金や共済の加算がないため、国民年金だけで老後を過ごすことになります。
実際、月額6万円以内で施設を探しますと、該当する件数はかなり限られてきます。
食費として月額3.5万円前後かかりますので、食費込みで考えますと施設の利用料金は月額2万円となり、地方の家庭的な規模で運営されている施設などが該当してきます。
予算をもう少し拡げて月額8万円前後としますと、「ヴィベル藍燦々」のように、13.25m²の個室、入居一時金なし、食事込み8.4万円などの住宅型有料老人ホームがあります。
このホームの場合、食事なしの料金が3.9万円、食事が4.5万円です。
介護が必要な人は、併設のデイサービスや訪問看護などの介護保険サービスを利用することができるので安心です。
地方の施設は、四季の移り変わりや自然も楽しめ、ゆったりと過ごすことができますね。
国民年金の限られた予算の中で計画するのなら、地方の施設もオススメです。
しかし、老後は住み慣れた地域で暮したいと思う高齢者も多く、まずは、希望する地域に10万円以下で入れる老人ホームや介護施設、グループホームがあるかどうか探すことが先決です。
現在では、特別養護老人ホームでも、それほど安くないホームが増えています。
そして、都市部では、特別養護老人ホームは順番待ちの所がほとんどです。
たとえ、順番を待っていたとしても、立場の弱い人から入居するケースがあり、なかなか入ることができません。
逆に、民間で10万円以下の老人ホームを探す方が良いケースもあります。
月額10万円以下の老人ホームは正直数が少ないのが現状ですが、探せばあるものですね。
以下は、月額10万円以下で入れる老人ホームを都道府県別にまとめたものです。
月額10万円以下の老人ホーム 都道府県メニュー
東日本|月額10万円以下で入れる老人ホーム・介護施設
- 茨城県 水戸市、土浦市などその他主要都市
- 栃木県 宇都宮、栃木市などその他主要都市
- 群馬県 高崎市、前橋市などその他主要都市
- 埼玉県 さいたま市、川口市などその他主要都市
- 千葉県 千葉市、市川市などその他主要都市
- 東京都 23区、多摩地区などその他主要都市
- 神奈川県 横浜市、川崎市などその他主要都市
- 長野県 長野市、松本市などその他主要都市
西日本|月額10万円以下で入れる老人ホーム・介護施設
- 静岡県 静岡市、浜松市などその他主要都市
- 岐阜県 岐阜市、大垣市などその他主要都市
- 愛知県 名古屋市、豊橋市などその他主要都市
- 三重県 松阪市、鳥羽市などその他主要都市
- 大阪府 大阪市、堺市などその他主要都市
- 京都府 京都市、宇治市などその他主要都市
- 滋賀県 大津市、長浜市などその他主要都市
- 奈良県 奈良市、生駒市などその他主要都市
- 和歌山県 和歌山市、橋本市などその他主要都市
- 兵庫県 神戸市、尼崎市などその他主要都市
- 広島県 広島市、福山市などその他主要都市
月額10万円以下の老人ホームを探す
できるなら老人ホームは、年金以内で収めたいと思うもの。
芸能人や資産家なら問題ないですが、サラリーマンなら、役員でない限り15万円から20万円というところが一般的かと思います。
また、自営業の人は、国民年金ですから月額6万円ほどかと思います。さすがに、特別養護老人ホーム以外で6万円以下のホームを探すのは無理に近いですが、10万円以下であれば、そこそこあります。
私の母は、現在87歳。足が悪く一人では歩けない状態です。手すりなどがあれば、それを伝わってどうにか歩けますが、長い距離は歩けません。
週3日、1時間ほどヘルパーさんに来てもらい、週4回デイサービスでお風呂に入れてもらいます。(※この後、介護度が変わりデイサービスは週に2回に変更になりました)
母は地元を離れるのが嫌だと言い、現在は遠方で一人で暮らしています。もう少し経って、一人で暮らせなくなったら、老人ホームを探すことになります。
(追記:母は、緑内障による右目失明と左目の視力低下のため、またまま介護度がアップ。いよいよ老人ホーム探し始めました。)
両親は、自営業だったため、年金は6万円ほど。夫が亡くなった後は、月6万円の収入と足りない分は、貯金を切り崩しながら生活しています。
余りあるほど貯金があるわけではありませんので、色々考えると、やはり、老人ホームは10万円、または15万円で抑えておきたいと思っています。
何歳まで生きるか分かりませんが、もし長生きしたら、貯金は底をつくかもしれません。母の寿命は誰にも分りません。明日かもしれませんし、100歳かもしれません。
少しでも老後の資金に不安があるなら、老人ホームの月額費用が安いところから探すのが賢明です。
しかし、安かろう、悪かろうでは、せっかくの老後の生活が台無しです。老人ホームを検討するときは、月額費用の他、ホームの環境やサービス、食事、運営会社(経営母体)など総合的に判断することも大切です。
10万円以下のホームは数が少ない
年金で入れる老人ホームは月額10万円以下が理想ですが、さすがに数が多くないのが現状です。
10万円以下で思ったようなホームが見つからない方は、資産を全て洗い出し、蓄えがあるようでしたら、もう少しグレードアップして月額15万円以下の老人ホームを検討していてはいかがでしょう。
月額15万円以下になりますと、もう少し選択の幅が広がります。