ベットから車イスに1人で移動「離床アシストロボット・リショウーネPlus」
パナソニックから『離床アシストロボット』と言う介護用ベッドが販売されています。商品名は「リショウーネPlus」です。
1日に何回もベッドから車いすに移動
私の母は、足が悪く寝たきり状態のため、現在施設のお世話になっています。
施設にはディサービスが併設されているため、毎日車イスに乗ってディへ移動しサービスを受けています。
また、食事の時も食堂で食事するため、車イスに乗り換えて移動しています。
そのたびに、スタッフが迎えにきてくれ母を車イスにのせてくれます。
一度自分で母を車イスにのせてみようと思い、スタッフの許可を受けやってみましたが、コツもわからず大変な思いをしました。
「けっこう重いでしょう・・」とスタッフさんは言いながら、45kgの母をヒョイと車イスに移します。
一見簡単なようにやっている体の移動ですが、やっぱり腰に大きな負担がかかっているそうです。
そのため、介護スタッフの多くが、腰を痛めて止めてしまうと言ってました。
寝たきりの人を移動させることの大変さ
寝たきりの人をベットから車イスなどへ移動させたりするのには、たいへんな重労働です。
特に、筋肉が衰えて自分の体に力の入れられない人は、実際より重く感じてしまいます。
介護の現場では、シーツの取替え、食事、ディサービス、お風呂、散歩などがあり、ベットからの移動が欠かせません。
自宅介護の場合には1人ではとても無理で、訪問介護の人が来ないと、体の移動はとても難しいことになっています。
1人でもベットから車イスに移せるものがないのか・・と探していたら、パナソニックから『離床アシストロボット』のニュースを見つけました。
パナソニックの「離床アシストロボット リショウーネPlus」
商品名は「離床アシストロボット リショウーネPlus」です。
ロボットというので、抱きかかえてくれるアームを想像してしまいますが、外観は普通の電動ベットでした。
ところが、この製品のすごいところは、電動ベットが2つに分割して、体をのせたまま車イスになってしまうことです。
つまり、変形ロボのような感じです。操作はリモコン装置を使って電動で行えますので、介護する側の力もいりません。
ベットから車イスへの移動は「移動介助」といいい、介護の現場でも通常2人で行うそうですが、素人1人で1分17秒で簡単にできます。
操作を見ると、とても簡単。体を車イスになる方へ体をずらし、アームレスを伸ばしあとはリモコン操作をするだけです。
<画像:panasonic 離床アシストロボット リショーネPlusより>
介護する側も介護される側もうれしい商品
「離床アシストロボット リショーネPlus」は、厚生労働省・テクノエイド協会主催「介護ロボット導入好事例表彰事業」の メーカー部門で「優秀賞」を受賞した商品です。
価格は、97万2000円。(2018年1月時点の価格 配送費と組み立て費用は別)
高齢者福祉施設向けの商品として開発されたものですが、個人でも購入することができます。
個人で使うにはちょっと高いですが、ベットとしての機能も体圧分散がしっかりした優れもの。パナソニックだけに、妥協のない商品です。
また、地域により介護保険が使えるところがありますので、市町村の担当窓口に相談してみてください。
1人でも気軽に車イスにのせ移動できるのは、介護される側にも介護する側にも、とってもうれしいことです。
販売は、全国のパナソニック、エイジフリーのお店で販売しています。
自宅介護でお困りの方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。