パーキンソン病でも入れる老人ホーム・介護施設
2020/08/08
パーキンソン病の患者さんは、全国に1000人に1人から1.5人の割合でいます。
若い方でも発症しますが、高齢者に多く発症します。60歳以上の高齢者は、100人に1人の割合で発症します。
高齢化が進む現在、パーキンソン病の患者さんも増加しています。
パーキンソン病の高齢者が増えると、パーキンソン病でも受け入れてくれる老人ホームや介護施設の需要も高まります。
まだまだ少ないのが現状ですが、医療機関の連携が可能な施設や、医療法人が運営している施設などでは、受け入れ可能としている所もあります。
ここでは、パーキンソン病でも入居できる、相談できる全国の老人ホームや介護施設をご紹介します。
気になる施設が見つかったら、資料を取り寄せ、相談してみてください。
有名人も多くいるパーキンソン病
パーキンソン病は、神経に異常が生じて手足に震えがでてくる病気です。
進行すると歩いたり、体の姿勢を変えるのも難しくなり、日常生活に支障をきたすようになります。
国内では、約16万人の患者さんがいるといわれて、ほとんどが40歳~50歳以降の年代で発症します。
世界ヘビー級チャンピオンだったモハメッド・アリさんも、引退後にパーキンソン病を患いました。
アリさんは、1996年のアトランタオリンピックの開会式に登場し、震える手で聖火台に点火したのを覚えています。
彼の行動は、世界中のパーキンソン病の患者さんを勇気づけましたね。
また、マイケル・J・フォックスさんや亡くなったロビン・ウイリアムズさんもそうです。
ロビン・ウイリアムズさんは、亡くなってからパーキンソン病だとわかったそうです。
パーキンソン病の代表的な症状
パーキンソン病にかかると、5つの特長的な症状がでてきます。
- 片側の手足が震える
- 歩きだすときの最初の第一歩がうまく踏みだせない
- 歩行の幅が狭くなる
- 体の柔軟性がなくなる
- 声が小さくなる
これらの症状に気づいたら、なるべく早く治療を始めることが大切です。
現在の医学では、完全に治すことはできませんが、早く治療することで病気の進行を遅らせることができます。
パーキンソン病の原因はカフェインの減少か?
つい先日飛び込んできた情報です。
パーキンソン病は、脳の中の神経伝達に異常が生じて起こるのですが、これまでなぜ起こるのか特定されていませんでした。
2018年1月、順天堂大のグループから「パーキンソン病と血液の中のカフェイン濃度の関係」についての研究発表がありました。
血液の中のカフェイン濃度を測ったところ、パーキンソン病の患者さんは普通の人にくらべて、3分の1程度だったそうです。
どうやら「カフェイン」にカギがありそうですね。
この研究成果がヒントとなり、パーキンソン病の治療や予防ができる時代がすぐそこに迫っているようです。