認知症対応可能老人ホーム・グループホーム 認知症でも入れる施設
2020/08/08
認知症と言えば受け入れ施設は「グループホーム」が思い浮かびますが、グループホームを望まない人もいます。
グループホームを望まない人は、一般の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅に入所することになります。
一般の有料老人ホームでも認知症を受け入れてくれますが、なかには認知症になったらホームや施設を引越しなくてはいけない施設もあります。
また、認知症の方を受け入れてくれるホームでも、その対応力は様々です。
介護する方の個人の技量はもちろんのこと、施設としていかにしっかり対応してくれるかが重要となります。
認知症は対応によっては、進行が進み重症化してしまうケースがあります。
ノウハウのある施設では、受け入れてから認知症状の大きな改善が見られるケースも数多く報告されています。
徘徊や妄想などがあり、自宅介護に限界を感じたら、ぜひ介護のプロのいる施設に相談してみてください。
しかし、「終の棲家」といいながら、認知症になったら退去しなければならない施設もありますので、資料等を取り寄せ、しっかり確認されることをお勧めします。
認知症について
厚生労働省は、2025年には、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症になると予想しています。軽度の認知症を含めると潜在的患者数はもっと多くなる思われます。今や、認知症は社会問題になりつつあります。
結婚している場合、高齢者は両家の親で4人になります。そうなると、一家に約1人の認知症患者が出ると言うことになり、決して他人事ではありません。
中には一家に2人、3人と言うケースもあり、認知症の介護で体を壊したり、精神状態に影響が出たり、離職することで収入が途絶えたりする問題が出てきます。
また、家庭が崩壊したり、無理心中などの最悪のケースも耳にします。
認知症が進み家庭での介護が難しくなった場合、最悪の事態を防ぐために、認知症対応の老人ホームや施設のお世話になるのも1つの選択肢です。
認知症患者が増える中、認知症対応のホームも増え続けていますが、対応はマチマチなのが現状です。
ベッドに縛り付けたり、部屋の鍵をかけたりと、物理的な対応をする施設もありますが、認知症患者さんにとって良いと思われる最新治療を取り入れた施設もありますので、納得のいくまで説明を受けることがポイントです。