特養には入れない方が条件にあった老人施設を探す方法
決定的に足りない日本の介護施設
2025年度の日本の人口は1億2253万人、そのうち65歳以上が3675万人、なんと3.3人に1人が高齢者となると言われています。
その中で、要介護者は771万人になると予測されています。
2017年の時点でも、特養待機者が全国に36万6千人いますので、決定的に介護施設が足りなくなります。
国は、このような事態に備えるため、特別養護老人ホーム(特養)の増設計画を策定をしました。
目標は、2020年までに特養待機者をゼロにすることです。
2015年から2017年度まで全国で6万床の増設を計画しましたが、整備されたのは4万5千床でした。
増設が計画通り進まなかった理由は、地価や建設費用の高騰だそうです。
建設費用が高騰し、特養をオープンしても収益がでないため、建設自体を控える事業者も多いそうです。
このままでは、日本の老人施設は決定的に足りなくなり、良い条件の施設を探すのは、ますます難しくなってしまいます。
国民年金者受給者が入れる施設がない
特別養護老人ホームの母体となっているのは、地方公共団体や社会福祉法人などの公共事業者です。
特養の施設費用は月額5万~15万と、他の老人施設に比べ格安で入居できます。
月額平均5.5万円が支給される国民年金の方にとっては、本当にありがたい施設ですよね。
入居資格は、65歳以上の要介護3以上で、寝たきりの人、緊急性のある人、独居世帯の方などが優先されます。
しかし、圧倒的に特老の数が足りないなか、介護費用が高く民間の介護施設に入れない方にとっては、どうして良いかわからないのが現状なのです。
自宅での生活が困難になった人は、特養が空くまで自宅で我慢して生活するか、他の老人施設に入って「特養空き」を待つしかありません。
最近では、「特養空き待ちOK」を全面的に打ち出している民間施設も数多くありますが、最低でも月額15万程度の費用がかかってしまいます。
「入りたくても、入れない」このような高齢者が、日本中にどんどん増えているのが現状です。
条件にあった施設はなかなか探せない
特養も含め、自分の条件にあった施設に入居するには、自分で探さなくてはなりません。
市役所の福祉課に聞いたり、地域包括支援センターに相談すると施設名は教えてくれますが、条件に見合っているかどうかは自分で確認しなければなりません。
インターネットを使いながら自分で検索することもできますが、高齢者には操作が難しくなかなか探しだせないこともあります。
施設に入るためには、「調べる、問い合わせる、条件に合うかのチェックをする」、何度も何度も繰り返す必要があります。
施設探しで疲れてしまい、「空いているならどこでもいいから・・」と入居し、後から退去せざるを得ないトラブルが発生してしまう例もたくさんあります
施設を探してくれ見つかったら連絡してくれる便利なシステム
最近、自分の希望する条件を登録しておくだけで、施設を探してくれる便利なサービスがでてきました。
【きらケア老人ホーム】のように自分の希望する場所、料金、サービスなどを登録しておくと、条件のあった施設が見つかると担当者が連絡してくれるシステムです。
探してくれた施設が気に入ったらOK、気に入らなければ継続して調査をしてもらうことができます。
つまり、自分が何度も行わなくてはならない条件のすり合わせを、変わりに事業者がやってくれるのです。
しかも料金は無料。このようなサービスが無料なのには、訳があります。
探してくれる事業者は、契約が決まると施設側から紹介料をもらえる仕組みがあり、それで収益をあげています。
そのため、多くの施設の情報をたくさん抱えており、希望条件にあった施設を探してマッチングを行っているのです。
施設選びは一生のものなので、慎重に選びたいところですが、なかなか自分の希望する条件の施設を見つけられないのが現状です。
「あそこは、とても良い施設よ・・・」と評判のことろは、ほとんど満室で順番待ちの状態になっていますしね。
「1週間で入れる施設を探して!」などの、急な要求にも応えてくれますので、施設探しでお困りの方はぜひ利用してみてください。