糖尿病のインスリン注射対応・受け入れ可能な老人ホーム 都道府県別一覧
2020/08/08
糖尿病が悪化するとインスリン投与が必要になる方がいます。
インスリンは、注射による投与が一般的で自分で注射を打つことになります。
最近のインスリン注射は、万年筆とほぼ同じ大きさでどこにでも持っていくことが可能です。針も糸のように細いのであまり痛くなりません。
注射する場所はお腹がおおいですが、太ももや腕に打つこともできます。
しかし、高齢になったり、体の自由がきかなかったり、認知症などにより自分で注射ができない方がいます。
そのような方は、医師か看護師による対応が必要となるため、医療機関と連携したり、看護師がいる施設を探す必要があります。
食事療法や運動療法など、糖尿病を悪化させないための本格的な体制を整えている施設などもあります。
高齢者のインスリン投与・注射について
インスリン投与が必要な方は、1型糖尿病の人、糖尿病昏睡や重症感染症の人などです。
注射は、患者さんの状態で注射回数やインスリンの量、インスリンの種類が決まります。
速効型インスリンは毎食前3回、混合型や中間型インスリンは朝夕2回注射、速攻型インスリンは毎食前と就寝前の合計4回など様々です。
投薬や注射など自己管理が必要な病気の高齢者は、自分で管理ができなくなると命にかかわります。医師の指示に従うことができない場合、インスリン注射対応の施設が向いています。
糖尿病を悪化させない
糖尿病は投薬で改善できるため、甘く考えがちです。
しかし、糖尿病による合併症で、腎不全や、高血圧、動脈硬化による血管の詰りなどが原因の脳梗塞や心筋梗塞など、死に至る病を連れてくることも多くあります。
また、糖尿病による失明や末しょう神経障害による手足の壊疽など、生活に多くの支障をきたす怖い合併症もあります。
まずは、糖尿病と診断されたら、悪化させないことが先決です。
そのためには、太っていたら痩せることが一番です。
野菜中心の食事と適度な運動により中性脂肪を減らし、まずは、皮下脂肪より内臓脂肪を減らします。
内臓脂肪を減らすことで中性脂脂肪も減り、結果的に超悪玉コレステロールを下げることに繋がります。
私ごとですが、私の祖父は糖尿病と診断されましたが、102歳まで生きました。最期まで、ボケることなくしっかりした人でした。
食べることが大好きで、特に大きなステーキなどペロリと食べてしまい、小太りでした。(※小太りくらいが一番長生きすると言う説もありますが^^;)
しかし、骨折などで入院すると、病院食を食べることで痩せて健康になって退院してきました。
ショートステイなどで施設に居るときも、食事の管理がしっかりしているため、やはり痩せて帰ってきました。
自宅ではどうしてもわがままになり、好きなものを食べてしまいます。
しっかり管理された食事を摂ることで、糖尿病を悪化させることなく102歳まで生きることができたのだと思います。
ずっと自宅に居たら、糖尿病は悪化していたかもしれません。
定期的にショートステイすることで、管理された施設の食事を摂り、健康を保つことができていたと思います。
高齢者の方で食事の管理ができない方は、自宅に居るより、施設に居た方が健康になる可能性がありますね。