介護殺人を避けるために格安の老人ホームや介護施設を探してみる
政府がすすめている在宅介護。医療機関、自治体や民間サービスの介護関連機関と、家族が連携し自宅で親を介護するのが在宅介護です。
「医療費もかからず、本人も住みなれた自宅で、家族に見守られながら幸せに人生の最後を迎える」とされていますが、在宅介護は現実的に可能なのでしょうか?
そこには理想と現実のギャップがあるように思えてなりません。
私の母は、現在、老人ホームに入っています。5年前に、ひざの痛みから歩けなくなって施設に入りました。
母は、実家の兄夫婦と暮らしており、兄嫁の世話を受けながら自宅で生活していました。
しかし、まったく歩けなくなりトイレの問題がでてきた時点で、すぐに自宅介護の限界を思い知らされました。
昼夜を問わず、数時間おきにトイレに行きたがる母。そのたびに母を支えトイレに連れていく兄嫁、冬の寒い日の夜は体が冷えて眠れなかったといいます。
おむつを買って夜だけでも・・と母につけてもらいましたが、用を足した後気持ちが悪いらしく、すぐにでも変えてもらいたかったそうです。
おしっこがや便があまりでないようにと、食べ物や飲み物を制限し自己嫌悪に陥る母と、疲れがどんどん溜まってくる義姉を見てすぐに限界がくると感じました。
家族で話し会い、母は現在施設に入っています。施設での世話と金銭的に割り切ることで、遠慮がなくなり以前のように明るく元気な母に戻りました。
「自宅で介護することは、素人ではほとんど無理なのでは・・」実家で起こった出来事を見て、私が素直に思った感想です。
おそらく、そのような経験をなさっている方が多いのではないでしょうか・・。
昔のように3世代で暮らす老後生活などは夢となり、老々介護、そして広い家でポツンと暮らす独居老人がどんどん増えています。
そこには、どんな現実があるのでしょうか・。
NHKスペシャルでは、在宅介護で起こっている「介護殺人」という恐ろしい現実を放送し話題になりましたね。
根底にあるのは社会の受け入れ体制と介護費用
このような問題の根底にあるのは、社会の受け入れ体制と介護にかかる費用をどうするかという問題です。
厚生年金の加入者で、両親が健在な場合の年金受給額は月額22万円、母親が健在の場合には月額12万円と言われています。
国民年金の加入の場合には、両親それぞれ月額6.4万円前後の料金となります。
現在老人ホームの費用は、平均すると1人月額10万円~15万円かかると言われています。
さらに身の回りの費用や、病気になったときの入院費用などどんどんかさんできます。
施設に入るには、これらの費用を毎月どうにかして捻出しなければなりません。
犯罪に手をそめてしまった人に話を聞くと、「親を施設に預けるお金がなく、在宅介護せざるを得なかった・・・」との証言があります。
もし施設に預けることができていたら、そんな問題は決して起こらなかったかったのではないでしょうか。
問題解決には自分の年金で入れる施設を探すこと
私たちのサイトでは、「年金で入れる老人ホーム」というテーマで紹介しています。
実は、私たちや親が介護を受ける段階になったとき、果たしていくらかかるのだろうと調べたところ、平均すると1人約20万前後と算出されました。
つまり、現実的には、預金や子供からの援助なしでは入ることができないということになります。
また、誰もがいつまで生きるか分かれば老後の計画も立てられますが、寿命ばかりは誰もわかりません。
これでは、安心して老後を迎え入れられません。そこで、「年金で入れる施設が全国にどれだけあるだろうか」と調べ始めたのが、このサイトを作る目的になったのです。
設定した金額は、月額10万円以下、15万円以下です。自分の受け取る年金によって予算を立て、選んでいただけるよう金額別に抽出しました。
老人ホームを検討する際、ぜひ利用してみてください。