若くて元気な方がサ高住やホームに入る失敗例 こんな所住みたくない!
2018/07/25
介護度が高い方は別ですが、介護度の低い方や自立の方は、老人ホームを選ぶときに注意することがあります。
その1つが、自分が入るサ高住や老人ホームの「平均年齢」です。
ここで、施設選びを失敗した例をご紹介します。
サ高住に引っ越して失敗した例
ある男性74歳は、まだまだ元気で独り暮らしをしていました。おしゃれにも気を使い、清潔を心がけ、何事も前向きにとらえる明るい方です。
しかし、突然の病気や孤独死の心配、三度の食事も面倒に感じることがあり、サ高住に入居を決めました。
そろそろ入居しても良いかな?と感じていたからです。
そのサ高住は、3度の食事の提供のほか、個室も広く、いつでも入れる大浴場もあり、冷暖房完備で建物やサービスがとても良かったので、何度か見学した後、そこに住み始めました。
しかし、住んでみて初めて分かったことがあります。
そこに暮らす高齢者たちの様子と、食事でした。
食事は、食堂で一緒にとるのですが、そこでの会話が成り立たないのです。
男性は、サ高住に入ったら、友達を作って、楽しく暮らしたいと夢見ていました。
ところが、入居してみると、やっと歩ける感じの方、耳が遠く話ができない方など自分よりはるかに年齢が上の人ばかりで、とても友達になれそうもありませんでした。
そこで、改めて入居者の平均年齢を聞いてみると、86歳と言う答えが返ってきました。
また、男性は食欲があり、施設の食事は合いませんでした。食事の量も、他の入所者さんにはちょうど良い量でしたが、男性にはとても足りませんでした。
また、味も高齢者向きの病院食の様に薄味で、男性には合いませんでした。
これでは、毎日病院に入院しているようだと思ったそうです。
男性は、施設の食事の他、自分でも用意するはめになり、何のために施設に入ったのかと思ったそうです。
もし、この男性のように、施設でも友達を作り、活発に活動したいと思う方は、まずは、施設の入居者の平均年齢を聞き、見学するときに、元気な高齢者がいるか確かめる必要があります。
若いうち、元気なうちから入居を検討している方は、是非、その点を気にしてみてください。
この雰囲気の中に居たら自分はどんどん歳をとってしまうと思ったそうです。
しかし、施設とは動けなくなったらお世話になる所と思っている高齢者も多く、ギリギリまで自宅で過ごし、いよいよとなったら施設に入所する方も多いですね。
ほとんどがそうだと思います。
ですから、自由に動けなくなった高齢者が入居している可能性が高いのが施設であると言う認識の元、元気で若い方が入る施設に絞って探すことが大切です。
全国の施設の平均年齢は82歳
現在全国にある施設に入居している高齢者の平均年齢は82歳です。
高齢者の年齢は非常に個人差があり、82歳でも元気で自立している人もいれば、介護無くして暮らせない方もいます。
好奇心旺盛で何事にも興味があり、若々しく活発な方もいれば、もう何もしたくない意欲がなくなってしまった高齢者もいます。
活発な方にしてみれば、意欲のない高齢者とはなかなか友達になれません。同じような価値観の人と暮らしたいと思うのが本音ですから。
このような環境に毎日身を置くことになりますから、合わない施設で暮らすことがどれほどつまらないことか分かりますね。
施設は、自分の人生の最期の住処です。我慢して暮らすことはしたくありません。
もし、あなたがまだまだ元気で自立できていたら、やはり元気な人が多い施設を選ぶのが良いですね。
元気なうちから入れる施設なら、比較的元気が人が多いのも特徴です。