老人ホーム パンフレットの取り寄せ方 決めるときは多くの情報を
そろそろ老人ホームを考えないと・・・と思っていても、どこにどんな老人ホームや介護施設があるか分かりませんね。
まして、初めての経験であれば、老人ホームの種類や費用などチンプンカンプンです。
公的な特別養護老人ホームは待機者が多すぎて、まずは入れないと思った方が良いとケアマネに言われていたので、民間が運営する老人ホームから選ぶことに。
私も、88歳の母がそろそろ老人ホームに入ることを検討し始めたので、とりあえずパンフレットを取り寄せてみることにしました。
※上記のパンフレットは一部です。最終的にはもう少し多くのパンフレットを取り寄せました。
パンフレットを取り寄せると言っても、何を基準に、どこから取り寄せればよいのでしょうか?
老人ホームのパンフレットの取り寄せ方
パンフレットを取り寄せるにあたり、一番手っ取り早いのは、老人ホームの紹介サイトです。大小様々なサイトがありますが、私は、日本で大手の不動産サイトである「ホームズ介護(現ライフル介護)」から取り寄せることにしました。
理由は、大企業であれば怪しいホームは載せていないだろうと言う判断からです。
私がホームを選ぶ最初に基準は、月額の費用です。だいたいの予算を決め、次の基準は地域です。
母が知らない地名はイヤだと言うことで、母がだいたいの地理地名が分かる場所にしました。
まずは、この2つの基準でパンフレットを取り寄せました。
その時に、問題になったのが、老人ホームの種類です。
老人ホームには、大きく分けると以下の「くくり」があります。
- サービス付高齢者向け住宅
- 住宅型有料老人ホーム
- 介護付有料老人ホーム
- その他の高齢者向け住宅
- ケアハウス
- グループホーム
グループホームは、認知症の方が助け合いながら小さな集団で生活する施設になります。母は認知症の症状はないので、これは除外。
ケアハウスは、軽費老人ホームと言われ、低所得者の方から優先して入所できるホームです。しかし、このケアハウスは数が少なく、多くの施設から選ぶと言うことはできません。また、色々な縛りがあるので、これも除外しました。
すると、残りは、「サービス付高齢者向け住宅」、「住宅型有料老人ホーム」、「介護付有料老人ホーム」ということになります。
ここで私が誤解していたことがあります。
「住宅型」は見守りサービスはあるものの、介護サービスが受けられないと思っていたことです。ですので、介護を希望している母には、「介護付有料老人ホーム」しか選択肢がないと思っていました。
確かに、「住宅型」には高齢者のために設計された「見守り付マンション」という物件もあります。だからと言って、住宅型を候補から外してしまうと良いホームを見つけるチャンスが少なくなってしまうことに気付きました。
最近は、老人ホームの種類の「くくり」が曖昧になってきている
これは、ケアマネも言っていたことなのですが、最近は、老人ホームの種類のくくりが曖昧になってきていると言うことです。
どうしてか?と言うと、見守りのみの住宅型に住んでいる高齢者も最終的には介護が必要になることが分かってきたからです。
元気なうちはサービス付高齢者住宅に住んで、介護が必要になったらホームを移ると言うのは得策ではありません。
できれば、ずっと同じホームに居たいですよね。せっかくホームの環境にも慣れたのに、また新しいホームで1から出直しというのは高齢者にとってはストレスになることがあります。
そこで住宅型老人ホームの解決策として、介護サービスを提供できる「デイサービス」や「訪問看護・ヘルパー派遣」などを併設する施設が増えてきたのです。
住居型のホームに住みながら、併設されたデイサービスを利用すると言うシステムですね。これなら同じ屋根の下ですので安心して生活できます。
介護が必要になったとき、わざわざ送迎車で他の施設に出向かなくても済みますものね。
このようなことから、老人ホームのくくりは気にせず、イイと思ったホームのパンフレットはどんどん取り寄せました。
そしてパンフレットでホームの内容を簡単に把握してから、詳しいことは電話で聞き、納得したら見学に行きました。
電話をしてからパンフレットを取り寄せるより、取り寄せたパンフレットを見ながら検討する方が分かりやすくイメージも湧きました。