満足のいく良い老人ホームの選び方 失敗しない老人施設探し
2016/05/28
誰でも失敗したくないのが老人ホーム選びです。ホームによっては入居一時金がかかる施設もあり、経過年数によっては一時金が戻ってこない場合もあります。
ホームを変更すると言うことは、経済的にも負担になります。
最近は、見学や体験入所もできるので、失敗は少なくなっています。それでも、1泊2日ほどの体験ではわからないことが多く、3泊以上、できれば1週間の入所体験をするのが理想です。
1週間の流れを見ないと分からないこともあるからです。
しかし、事前体験が増えたと言え、こんなはずではなかったと後悔する人も多く、前もって「間違いないホームの選び方」を知っておくことで失敗を防ぐことができます。
良いホーム選び方
①透明性のある経営
②建物と部屋の造り(間取り)
③サービスの内容
透明性のある経営
企業がどれだけ透明性を持ってホームを運営しているか、これが大切です。
経営者すら分からず入所してしまう人も多く、営業担当者が説明すらしないホームがあります。
このような問題は、前もって資料を取り寄せ、自分で理解し、疑問点をどんどん質問することで防ぐことができます。事前に知識を付けないと、言われるがままに契約してしまうことも。
何も知らないのはとても怖いことです。
建物と間取り
最近は、ベルサイユ宮殿のような豪華な造りや高級ホテルのロビーやエントランスなど、見学に来た高齢者を異次元の世界に引き込むホームがあります。
豪華なシャンデリアや高価な家具に囲まれると自分がとても高貴な人になった錯覚に陥りることがあります。
そのため、素晴らしい共有部分を見ただけで決めてしまう人も多く、その後暮らしてみて「こんなはずではなかった」と退去する人も多くいると言います。
建物の豪華さより暮らすための導線がしっかりしているか、毎日生活する自分の部屋の間取りは使いやすいかなど、見た目に惑わされず、日々の暮らしを視野に入れて見学することが大切です。
サービス
老人ホームには、「生活サービス」と「介護サービス」があります。
サービスの内容
- 衣類の着替え
- 移動介助
- 排泄介助
- 食事の提供
- 摂食介助
- 口腔ケア介助
- 服薬管理
- リハビリ介助
- 散歩の付き添い
- 通院介助
- 入浴介助
- 洗濯・掃除等の家事サービス
- 買い物代行
- 役所などの手続きサービス
- 健康診断などの健康管理サービス
- 遺言・後見人などの専門相談サービス
- 誕生会・コンサートなどのイベントサービス
ざっとあげてもこれだけのサービスがあります。このようなサービスを受けられるのが介護付老人ホームの特徴です。
入所の際、これらのサービス1つ1つを確認することも大切です。
あぶないホーム
見かけは豪華なホームでも、施設長が年中入れ替わる、介護職員が居つかないなど入れ替わりや出入りが激しいホームは要注意です。
また、大手企業は職員の教育をしっかりしている所が多いですが、マニュアル通りの一定のもので融通が利かないのも問題です。
入居前にすべてが分かるのは難しいですが、上記の事を踏まえ複数体験することで色々なことが見えてきます。