ストーマ(人工肛門・人工膀胱)対応・受け入れ可能な老人ホーム
2020/08/19
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設している方は、日常の排泄処理のほか、装着部の交換、皮膚の状態を確認などのため定期的な通院が必要となります。
対応できる老人施設として、医療法人が経営している有料老人ホームや、医療機関と連携している施設のほか、介護レベルや、自己管理、通院ができることなどを条件に受け入れていいる施設があります。
ご希望のホームが見つかったら、詳しい資料やパンフレットを取り寄せて見てください。
人工肛門・人工膀胱・ストーマについて
人工肛門は、消化管ストマ、消化管ストーマとも呼ばれ、便を排出するために腹部に穴を開けて人工的に作られた排泄孔です。
通常は、ストーマに便を収容する袋(パウチ)を付け、パウチに溜まった便を収容します。
人工肛門は、ガンなどが原因で腸の一部または全部を摘出した人で、肛門から便を排出できない場合に手術により造設するものです。
便は定期的に排出されず、排便を自分でコントロールできないため、常時装着していることが必要です。常時装着することで、ストーマ周辺の皮膚にかぶれやただれができやすいのが難点です。
パウチを装着しない「洗腸法」もありますが、取り扱いをマスターするのが難しく、体力の低下や老齢化により取り扱いができなくなった人は、パウチの装着が必須になります。
パウチを装着した場合、交換時には、ベビーオイルなどで排出口の排泄物が滑りやすくしたりとパウチ内をキレイ・清潔に心がけると気持ちよく生活することができます。
ただ、高齢になると1人では処理できなくなるため、ストーマの洗浄などは誰かにやってもらうことになります。
家族の介護が無理な場合は、人工肛門・人工膀胱・ストーマ対応の老人ホームや施設に頼るのも1つの方法です。